子ども教室
お子様が花を習い、接することから得る大きな学びそれをHana花房では「花育」(はないく)と名づけています
Hana花房では4歳以上のお子様とお母様が一緒に参加できる、「お母さんと一緒にフラワーアレンジ!」と、小学生以上のお子様向けに「子どものいけばな教室」を開講しています。
小さい頃から花と親しむ習慣を身につけることは、お子様の心を豊かにし、感性にさらに磨きをかけるものです。また、お母様と一緒にレッスンに参加されることで、普段のふれあいとはまた異なる、親子の密なコミュニケーションが生まれ、花を通じて新たな親子関係が広がることも大きな魅力です。
花が教えてくれることはたくさんあります。たとえば、花を選ぶ段階では、そのか弱さに対して庇う気持ちや、やさしく扱う思いやりの気持ちが芽生えます。同時に、花木のもつ力強さを感じて、自然に対する感謝や尊敬の念も湧き上がるでしょう。また、花をいけるときのはさみの置き方、ゴミの始末の仕方にいたるまで配慮ができるように指導いたします。
能動的に花と向きあうことが指導の基本
Hana花房の「お母さんと一緒にフラワーアレンジ!」では、大人のフラワーアレンジ教室のレッスンと同様に、お子様ご自身で花も、器も選んでいただきます。Hana花房では花を「教えてもらう」にとどまらず、「自ら、花と器を選んでいける」という”自分からアクションを起こす”こと花を学ぶことを通じて自発性と自立性を引き出すことを大切に指導させていただいております。
花をいけることで好奇心と探究心、花の彩りに導かれたバランス感覚が自然と身についてきます。また、器を選ぶ段階では、数ある中から自分が欲するものをひとつ選ぶという、集中力と選択力が養われます。またいけた花は、自ら写真撮影してもらいます。これにより出来上がった作品を俯瞰の目で見ることになり、造形物に対する審美眼が育まれます。花を通じて、美的感覚を磨き、情操を豊かにし、マナーを学ぶ。これがHana花房「花育」であり、単なるお稽古事にとどまらない大きな学びを目指しております。
作品を囲んでなごやかな食事のひとときを
花がつむぎだす新たな親子のコミュニケーション
教室で作った作品をお持ち帰りいただき、テーブルに飾っての夕食をいただく憩いのひととき
- 「今日のお花のここが好き!」
- 「お母さんはここも好きだけど、こっちのお花も好きかな~」
- 「花の色を考えて選んでみたよ♪」
- 「きれいにできたね~!!」
花を囲めば、いつもとはまた違う親子の会話が弾みます。小さいお子様が、花を通じて学び取ることは驚くほど沢山あります。また、拙いながらもそれを表現する自分なりの言葉の豊かさには驚かれるかもしれません。大人とは違う感じ方で、花から沢山のものを受け取り、それがひとつ、ひとつ感性の引き出しの中に蓄えられるでしょう。花を通じて培う、美的感覚、感性は目には見えない財産となり、お子様の身につくものです。どうぞ、この時期だけにしか現れないお子様の表現の発露を大切になさってください。
そして、花が終わっても写真を撮り、それをおさめたミニアルバムを開けば、その時花と触れ合った感動がよみがえります。親子にとってかけがえのない、いつ手にとっても、笑みがこぼれるような思い出となることでしょう。
Hana花房では、ひとりひとりのお子様と向き合い、お子様の個性と感性、創造力を尊重しながら指導いたします。そして、花を心から楽しむことを大切に、ていねいにしっかりとしたサポートをさせていただきます。
お母さんと一緒にフラワーアレンジ!
和風・洋風とスタイルを問わずイベントや季節感を大切にした月代わりのカリキュラムテーマ
4歳以上のお子様とお母様が一緒に参加できる昼間のコースで、マンツーマンのプライベートレッスンとなります。
教室に入っていただくと、迎えるのは数十種類の新鮮な花達。ガラスの器に入って、シャンと背を伸ばした花々から、好きな花をお子様自身で選んでいただきます季節感を大切にした、色とりどりの花を揃えているので、「どれにしようか~?」と、花を選ぶときから親子の会話がはずみます。「あのお花、かわいい~!」「あ、これもキレイ♪」花を選びながら、お子様の好奇心がムクムクと膨む様子は見ていて微笑ましいものです。
また、花を飾る器も、数ある中からお子様に選んでいただきます。Hana花房の花器は高木が自ら、あちらこちらで見つけてきた1点ものばかりです。いわゆる花器だけでなく、和食器や洋食器、生活雑貨やブリキの雑貨なども用いる、そのバリエーションはとても豊富。アイデア次第でどんな器でも花器に変身させてしまいます。どれもこれも「あ、これにお花をいけたら素敵かも!」と、思えるような質感のある器ばかり。この中から自分で選ぶ、ということは探求心と創造力を高めるという意味で、とても大切な行為であると考えております。
心を自由に、思いのままに花に触れてもらう。そして花を通じて、伸びやかな感性を育み、親子の絆を深める。それがHana花房の「お母さんと一緒にフラワーアレンジ!」のスタイルなのです。
子どものいけばな教室
表情と向き合うことからはじまる花育
お子様の個性を大切に丁寧な指導をいたします
「子どものいけばな教室」では草月流のテキストとノートを使い、ゆっくり丁寧に指導を進めていきます。「いけばな」で使用する材料は木と花。特に、木の扱いは難しいととられることがありますが、お子様の好奇心を損なうことなく、手にして触れた印象を大切に伸びやかに花がいけられるように導きます。
また「いけばな」は花の表情をみながらいけるお作法であるために、花の1本1本と向き合うこととなります。花びらの形、咲いている花の向き、色、茎の太さ、細さ、葉の色、形…。たとえ、同じ花が3本あっても同じ色や同じ形をしたものはないことを、手にし、感じることで「個性」が育まれます。
お稽古で使用する花材は、季節を感じられるものを準備いたします。また、いける器は数あるHana花房の花器棚から自分で選んでいただき、いけた後の作品は写真撮影をします。いけることから、撮影まで一貫して自分の作品と向き合うことが、トータルないけばなのお稽古となります。
また、印刷した写真をお持ち帰りいただくことで、ご自宅でもレッスン時と同じようにいけて、復習ができるように、ノートを使って記録を残せる指導もいたします。テキストのカリキュラムが進み、単位を終了すれば、お子様も「草月流の免状」を申請、取得することが可能です。
日本の伝統文化である「いけばな」を堅苦しくとらえず、柔軟に取り組むながらも、花の1本1本、ひとつひとつの表情と向き合える姿勢と感性を養う。それがHana花房の「子供のいけばな教室」のスタイルなのです。